新卒として入社した不動産会社では、投資用マンションのコンサルティング営業として日々お客様に向き合う日々を送りました。私が大学を卒業したのは2011年。リーマンショックや東日本大震災の直後だったこともあり、投資意欲が冷え込んでいた時期でした。そんな状況でも資産形成や投資に興味を持っていただくために、金融商品の知識はもちろん、お客様の潜在ニーズを引き出せるノウハウを貪欲に学び続けました。大変なこともたくさんありましたが、努力が実り、社内でトップ10％以内の成績を残せたときは本当に嬉しかったですね。

7年間営業一筋だったのですが、「キャリアの幅を広げたい」と思い、新たな職種に挑戦することを決意。そのために選んだ場所が、GA technologiesでした。本気で不動産業界の負を解消しようと取り組んでいる企業としての姿勢はもちろん、代表の樋口さんを始め、社員のみなさんの熱量がとても印象的でした。また、GAにはRENOSYで不動産を購入したあとに入社し、社員として活躍している人がたくさんいます。初めてその事実を知った時は、「サービスを通じて、ここまで会社を好きになってくれる人がこんなにいるのか」と衝撃を受けましたね。

さらに、GA technologiesでは業界や職種など多様なバックグラウンドとキャリアを持つ方々と、同じ環境で仕事ができます。こんな環境は他にはないと感じ、入社を決意しました。

入社後は「営業職以外にチャレンジしたい」という私の希望通り、人事として中途採用に取り組めることになりました。何もかもが初めての経験で、最初は試行錯誤の連続でした。さらにGAは、幅広い事業内容に加えて会社の成長スピードも速いため、80件程度のポジションを同時に募集する時期もありました。日々、たくさんの候補者様と話したり、エージェントなどパートナー企業との連携を通じて、少しずつ成果を出せるようになりました。現在は中途採用のマネージャーとして、チームの進捗管理はもちろん、メンバーの育成にも注力しています。

中途採用では、担当するポジションに応じて、さまざまな専門領域をお持ちの候補者様とコミュニケーションを取ります。数ある企業の中からGAに興味を持っていただき、無事にご入社いただけるようにロードマップを策定し、現場と協働することが非常に重要です。とくに、エンジニアやWEBデザイナー、PdM、財務・経理・広報・法務といったコーポレート領域など、専門スキルを持った人材の獲得競争は年々激化しています。そのため、転職市場の動向把握や他社の打ち手の調査、そして高い水準でのビジネス理解が欠かせません。日々あらゆる情報に触れ、データやファクトを元にしたアウトプットで組織に貢献できるよう、学び続ける姿勢が重要だと思っています。

私が入社した2018年、GAはまだ社員数200名に満たない会社でした。それが、5年ほどで1千名へ。急成長する組織を魅力的に感じる人は多いですが、一方で、常にすべての人にとって幸せな労働環境が提供できるとは言いきれないのが事実です。GAは「世界のトップ企業」という高い目標を掲げています。そのため、常にチャレンジや変化することを求められますし、情報が少ない中で仮説を立てながらアウトプットすることが、職種を問わず必要な姿勢だと考えています。先の読めない状況を楽しみ、自身と組織をともに成長へ導くことに喜びを感じられる方が向いていると思いますね。

採用以外でもバリューを発揮できる人材になりたいと思っています。

非連続な成長をし続けているだけでなく、不動産や金融といった複数の領域にテクノロジーをかけあわせる事業を展開するGAには、バックグラウンドの異なるさまざまな職種のメンバーが集っています。働き方はもちろん、価値観や感じ方も千差万別。そうした方々を対象に、部門をまたいだ人材育成や組織成長の施策を企画・運営することは、私にとっても大きなチャレンジだと思っています。だからこそ、そうした仕事でもバリューを発揮することで、世界のトップ企業を創るチームを下支えしていきたいですね。