真にグローバルな
ビジネスを作り出す

執行役員中途入社(2022年)

藤川 祐一

こんなことを聞きました

  • ・ これまでの経歴は?

  • ・ GAに入社した理由は?

  • ・ 今後の目標は?

投資銀行で目の当たりにした、企業経営の面白さ

GAテクノロジーズに入社するまで、複数の金融機関でキャリアを積んできました。幼少期をオランダのアメリカンスクールで過ごし、多様な価値観に触れた経験が心に残っていたため、学生時代から「グローバルな仕事をしたい」という思いがあったんです。国際的な仕事ができる業種はいろいろありますが、「お金」というある意味プレーンなものを商品として扱う点に惹かれて銀行を志望し、新卒で三菱UFJ銀行に入社しました。

三菱UFJ銀行では、まず中小企業の顧客を担当する部署に配属され、自転車で街の会社を駆け巡っていました。入社時に希望していた「グローバルな仕事」とはかけ離れていましたが、それでも目の前の仕事が面白く、毎日一生懸命に取り組んでいました。

そんな3年間の働きが評価されたのか、4年目に「グローバルな仕事」としてロンドン駐在が決まりました。チーム全員が外国人、社内公用語は当然英語と、海外企業に等しい環境にたった一人で飛び込み、欧州・露/東欧・アフリカ・中東エリアの法人営業を担当しました。

その後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に出向し、投資銀行の仕事を初めて目の当たりにしました。投資銀行と銀行の違いはいくつかありますが、私が感じた一番大きな違いは、「企業経営」からの距離です。銀行の商品であるお金は、扱う人の色がつかないフラットなものです。そのため、「どの銀行を選び、誰に担当してもらうか」が企業経営を大きく左右することは稀です。したがって、M&Aや大きな資金調達のような企業にとっての大イベントに、一般的な銀行の担当者が関わることはほとんどありません。すべての経営判断が終わったときに、ようやく「こういう経営方針になったので、融資してください」という形で知らされる側面が強いです。

一方、投資銀行は、まさにM&Aや資金調達に至るまでのアドバイスを通じて、お客様の経営プロセスに深く関わる存在です。投資銀行に入って初めて、経営に近い場所で仕事をさせてもらい、大きな意思決定がどのように行われるかを間近で見ることができました。大手メーカーや商社が関わる、日本のインフラを支えるようなプロジェクトにも携わる中で、ますますこの仕事に魅力を感じるようになりました。MBA留学を経て三菱UFJに戻ったのち、ゴールドマン・サックス証券に転職したのは、やはり投資銀行での仕事の面白さを忘れられなかったからです。

不動産プラットフォームの未来は世界にひらかれている

GAテクノロジーズと出会ったきっかけは、自分自身の物件購入です。一方、オンラインプラットフォームそのものには、もともと興味がありました。私がGAを知ったのは、保険会社や証券会社、タクシー配車アプリ、フリマアプリなど、さまざまな分野でプラットフォーマーが登場し、話題になっていた時期。不動産のプラットフォーマーは存在しないと思っていましたが、RENOSYで物件を買って初めて「これはプラットフォーマーなんだ」と気付き、GAテクノロジーズという企業自体に興味を持ち始めたんです。

不動産プラットフォームは、まさにこれから伸びる分野で、面白そうだと思ったのが入社の決め手ですね。株なら国境を跨いで買うことができますが、不動産はまだまだこれからです。さらに不動産分野には、モビリティ分野におけるUberのような覇者もまだ登場していません。「GAテクノロジーズはグローバルな世界に開かれている。世界に漕ぎ出していける可能性がある」と思いました。世界の人が日本の不動産を買ったり、日本の人が海外の不動産を買うという環境を提供できるプラットフォーマーになれるかもしれないと感じたんです。

これまでもグローバルな環境で仕事をしてきましたが、関わる案件のほとんどは、すでに市場が形成された領域でした。不動産プラットフォームビジネスのように、未開拓な市場で、自分たちでサービスをつくっていくのはほぼ初めてのこと。大変だろうけれど、挑戦しがいがあると思いました。

GAの魅力のひとつは「人」

私が不動産を買ったときに関わってくださったGAテクノロジーズの社員は、とても感じの良い方ばかりでした。今、自分が中に入ってみて感じるのは「やっぱりいい人ばかりだ」ということです。

前職のゴールドマン・サックス証券も、家族にも似た信頼関係や、仲間同士の強い結びつきがありました。そうした「人」の魅力が、競合との差別化につながっていたんです。新卒のときは「扱う人に左右されない」というお金の特性に惹かれて銀行を志望したのにも関わらず、いつのまにか「人」を前面に押し出すカルチャーが好きになっていました。GAテクノロジーズもまさに、一人ひとりの魅力や社員同士の関係性に強みがある会社です。自分にとって理想的な組織だと思いますね。

あらゆる壁を超えるグローバルなサービスを、日本発で

まずは「不動産テック」の分野において、日本トップの座を獲得したいです。そして世界的にも、テクノロジーの領域で頭一つ抜ける企業になりたいですね。財務指標などの面で、欧米や中国などの海外不動産テック企業を越えることができれば、投資家にもより魅力が伝わるでしょう。実績を出し、それを正しく伝えることで資本市場における認知度、ひいては世の中の認知度も高めていけたらと思っています。

さらに、ただ自社の利益を追求するだけでなく、不動産をはじめ既存のアナログな業界が抱える社会的課題の解決にも取り組みたいです。労働力不足、情報の非対称性、中古物件流通量の低さによる資源の無駄遣いなど、解決すべき課題は山積みですが、一つひとつ丁寧に取り組み、社会に良い循環を作り出したいと考えています。

将来的には、国外にルーツを持つ方々にも仲間として加わっていただけたら理想的ですね。それによって対応できる顧客層が広がるだけでなく、多様な人材が活躍できる環境で、チームとしての成長も加速するでしょう。

テクノロジーは、国籍や言語など、あらゆる壁を超えられると思っています。そんなテクノロジーを活用して、真にグローバルなプロダクトやサービス、ビジネスモデルを、ここ日本で、チーム全員で作っていきたいですね。

※本記事は作成時点での情報を参考にしております。最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

執行役員中途入社(2022年)

藤川 祐一

新卒で三菱東京UFJ銀行に入行。ロンドン駐在として非日系大企業取引推進を担当後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券及びゴールドマン・サックス証券にてクロスボーダーM&Aや大型の資金調達等に関わる投資銀行業務に従事。2022年、当社に入社。執行役員CFOを務める。

中途採用

中途入社の社員インタビュー

一覧