両親の仕事の関係で引っ越しが多く、幼い頃からコミュニケーションスキルが高い方でした。コロコロと学校や住環境が変わるので、周りの意見に合わせて行動したり、意思決定したりするよりも、自分の意見をはっきり伝え、自分で考え、決め、行動することを大事に生きてきました。

大学入学を前に、父が他界しました。進路や生活に不安を感じつつも、環境を言い訳に何かを諦めることだけはしたくなく、授業・アルバイト・留学・遊び・サークルと、とにかく忙しい毎日。その中でも、自分が得られる経験を最大限にするため、優先順位を決めたり、効率よく楽しく働くために、体と頭を精一杯活用した学生生活を送っていました。

GAテクノロジーズの存在は、就活で初めて知りました。会社のミッションを追いかけるだけでなく、自分の人生プランもしっかりと語れる社員の方が多かったので、「おもしろい人が多い会社だな」と興味を持つようになりました。一方、私はこれまで何度も引っ越しをしているだけでなく、両親が持ち家を賃貸に出していたりと、不動産取引に近い環境で育ちました。そこで不動産業界のアナログさ、体験の不便さを嫌と言うほど目の当たりにしてきたので、「不動産業界でだけは働きたくない！」と思っていました。しかし、GAテクノロジーズはそうした不動産の不便さをテクノロジーの力で解消しようとしている会社です。「自分が身をもって経験してきた『アナログであるが故の不便さ』を変革する人生も悪くない」と感じるようになり、入社することを決めました。

ネット不動産サービス「RENOSY」の広報担当として、サービスの魅力を広める活動をしています。例えば新サービスの提供開始時には、メディアや株主、お客様、社員などさまざまなステークホルダーに向けて情報を発信します。またテレビや新聞などのメディアなどから取材の申し込みをいただいた場合には、メディアと現場の仲介人となり、テーマに沿った情報を提供しています。他にも、社員間やグループ会社間での交流を促す社内報のコンテンツ制作や、オウンドメディアで求職者に向けてGAの文化や社風が伝わるような記事を執筆することもありますね。

こうした代表的な広報業務に加え、私が所属するCommunication Design Centerは、コミュニケーションの力で事業に貢献することをミッションとしているため、さまざまな業務の機会に恵まれることが特徴です。実際に私は、広報だけでなくコピーライターとしての役割を担っており、新サービスや新会社のネーミング、ブランディング戦略の提案をすることもあります。手段にとらわれず、さまざまな角度から事業に貢献できることが魅力ですね。

RENOSYが提供している不動産管理プラン「NEOインカム」のネーミングです。

GAグループは、アナログであるがゆえの不便さをテクノロジーで解決することを目指している会社ですが、不動産取引のように法規制が多い業界では、テクノロジーでは解決しきれない課題もあります。「NEOインカム」はそうした、業界構造上や法律の制限が要因となったサブリース・マスターリース問題を解決する、業界初のサービスです。

このサービスを世に出すために、法務をはじめとしたバックオフィスを中心に、セールスや不動産管理のメンバーなど非常に多くの人が知恵を出し合い、さまざまな調整を行いました。呼び名を決めるにあたり、業界初というニュアンスはもちろん、多くの人に知ってもらえるようなネーミングにすることで、関わった人が誇れるものにすることを意識しました。コピーライターとして、社内で初めて自分の案が採用された案件でもあり、非常に思い出深いですね。

GAテクノロジーズに入社してから、ライティングや動画制作、コピーライティングなど、事業貢献に繋がるスキルの勉強やチャレンジをたくさん経験させていただきました。いちプレーヤーとして責任を持ち、目の前の仕事に取り組んできましたが、今年度から新しくチーフとしてマネジメントに挑戦することになりました。個人でなく、組織としての視野を持つことに注力していきたいですね。もともとマネジメントのキャリアに興味があり、上長の「マネージャーになってから勉強しては遅い」というアドバイスから、自分なりにインプットはしてきました。ただ、実際の経験に勝るものはなく、日々課題と向き合っています。

そして、今でこそメガベンチャーの規模に成長したGAテクノロジーズですが、私の入社時はまだ従業員100名を少し超える程度でした。それまで広報に配属された新卒がおらず、前例のないキャリアだったからこそ、多くの仕事を任せてもらい、今では「コピーライターという職につく」という夢を叶えることができました。だからこそ、多くのGAメンバーが仕事を通じて、新しいチャレンジや夢を叶えられるようにサポートをしていきたいと思います。