今回のGAlleria(ガレリア)※は、『不動産テック業界 カオスマップ』の著者のお一人でもあり、NTTデータ経営研究所 マネージャーの川戸温志さんをお迎えし、不動産テックの最新事情や今後の展望をお話していただきました。
ZillowやRedfinをはじめ、国内外の不動産テックの先進事例やそこで活用されるテクノロジーをご紹介いただきました。例えばCARMERA(https://www.carmera.com/)は自動運転車の安全な走行を可能にするため、都市の高精度リアルマッピングを3Dで提供するサービスであり、今後GPSデータの代替としてマップの3Dデータの活用が見込まれているそうです。こういった不動産の売買や賃貸といった暮らしに関する分野だけでなく、駐車場、オフィス、都市開発など様々な領域で不動産テックは発展しているとのこと。
その上で、川戸さんが考える不動産テックの今後を握るキーワードは、『データ』『一気通貫』『異業種』の3つ。
①『データ』:今後様々なものから『データ』が蓄積され、従来経験や勘といった個人の感覚や知識で行っていた判断を、『データ』とAIの活用をすることで最適な答えや新たな発見を可能にする。
②『一気通貫』:業務プロセスの上流から下流まで一社で実施することで、仮説と検証を繰り返しながらプロダクトやサービスの改善を継続的に行うことが可能となる。
③『異業種』:既存サービスや不動産テックサービスを通じたリアルのビッグデータの蓄積・構築により、『異業種』への参入や『異業種』との協業が可能になり、新たな付加価値の創出につながる。
これら3つ方向性を志向する企業こそが、今後の不動産テックの世界で勝ち残っていき、大きく事業拡大していくであろうとのこと。
川戸さんからグローバルな視点で不動産テックの潮流や展望をご紹介いただき、メンバーもたくさんの刺激をいただきました。
Galleria(ガレリア)*:月曜日の朝に不定期で開催しているインスピレーショナルな社内向け勉強会。
これら3つ方向性を志向する企業こそが、今後の不動産テックの世界で勝ち残っていき、大きく事業拡大していくであろうとのこと。
川戸さんからグローバルな視点で不動産テックの潮流や展望をご紹介いただき、メンバーもたくさんの刺激をいただきました。
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