当社は、不動産・建築分野の画像解析や3Dモデリング研究を牽引するサイモンフレーザー大学(カナダ)のGrUVi ラボおよびVML ラボの古川 泰隆准教授の研究グループ(以下「古川研究室」)(※1)と、 ConTech領域における共同研究を開始いたしました。
まずは、 当社が2019年7月にβ版を発表したディープラーニング(AI)による間取り図読み取りシステム「BLUEPRINT by RENOSY」の精度向上に取り組みます。
<本件のポイント>
・不動産・建築分野の画像解析や3Dモデリング研究で国際的に評価を得る古川研究室との共同研究
・まずは、 AIによる間取り図読み取りシステム「BLUEPRINT by RENOSY」の精度向上に取組む
・将来的には3DモデリングなどBIM (※)への展開や、 不動産市場への建物データの提供も検討
(※)Building Information Modeling
● コメント
・サイモンフレーザー大学、 GrUVi ラボおよびVMLラボ、 古川 泰隆准教授のコメント
ディープラーニングに代表される機械学習技術の目覚ましい進歩により、 不動産・建築業界においても画像の自動解析が当然となる時代がそこまで来ている。 私の研究室では他に先駆け、 間取り図画像からCADファイルへの自動変換や、 デプス画像から間取り図の自動生成の研究に取り組んでおり、 不動産業界での実用に貢献してきた。
GAテクノロジーズ社との共同研究により、 こうした画像解析・復元技術の適用範囲を、 顧客の閲覧を主目的とする間取り図から、 建築・リノベーションも可能にする設計図のようなBuilding Information Model(BIM)へと拡張する第一歩を印したい。
・GAテクノロジーズ、 代表取締役社長 CEO、 樋口 龍のコメント
近年、 日本国内では「働き方改革」が進む一方で、 建設および不動産業界は、 アナログで労働生産性が低く、 多くの課題を抱えております。 当社はこれまで、 不動産・建設業務の生産性向上を目的に、 各種のプロダクトを提供してまいりました。
この度、 建設・不動産領域での画像解析・人工知能分野の研究などで国際的に活躍される古川研究室の皆様にご尽力いただけることを、 大変心強く感じております。
(※1)古川泰隆 研究室は、 画像処理や人工知能分野のトップレベル国際会議 ICCV やCVPRなどに数多くの研究が採択されるなど、 不動産、 建設分野での画像解析や3Dモデリング研究で国際的に高く評価される多くの研究成果を出しております
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