ハウスコム、賃貸借契約の完全電子化を見据えイタンジの電子契約サービスを導入

2020年12月10日

書面規制や押印の撤廃にかかる法改正を見据え、賃貸借契約のDXを推進

当社のグループ会社である、テクノロジーで不動産の賃貸取引をなめらかにするイタンジ株式会社は、賃貸借契約における将来的な完全電子化を見据え、2020年12月より、イタンジが提供する ITANDI BBシリーズの不動産関連WEB申込受付システム「申込受付くん」と不動産関連電子契約システム「電子契約くん」を、不動産テックサービスを積極的に展開しているハウスコム株式会社に導入いたしました。

【本件のポイント】

  1. 10月に内閣府は、書面・対面規制や押印の抜本的見直しを発表

  2. ハウスコムは賃貸借契約における将来的な完全電子化を見据え、ハウスコム全直営店舗へ「申込受付くん」「電子契約くん」を導入

strong>背景

現行の宅地建物取引業法では、重要事項説明書と賃貸借契約書(宅地建物取引業法第35条、第37条書面)の書面交付が必要なため、対面もしくは郵送でのやりとりが発生し、賃貸借契約には時間や手間がかかっているのが現状です。2020年10月7日、内閣府の規制改革推進会議において、行政手続き・民間手続きの書面・対面規制や押印を抜本的に見直し、撤廃するための政省令や法改正を推進していくという方針(※1)が発表され、また、2020年10月23日には、赤羽国土交通大臣より不動産取引の電子化を推進していく旨の発表(※2)があり、賃貸借契約の電子化を見据えた不動産業界の急速なDXが期待されます。

◆ 概要

ハウスコムは、物件管理、顧客管理、契約管理のオペレーションプラットフォームを「ハウスコム マルチクラウドシステム」として統合し、申込から契約の流れを電子化していくために、 2020年12月よりイタンジが提供する賃貸不動産リーシング業務のワンストップサービス「ITANDI BB(イタンジ ビービー) 」の不動産関連WEB申込受付システム「申込受付くん」と不動産関連電子契約システム「電子契約くん」を導入いたします。

これにより、ハウスコムが管理する賃貸物件において、入居申し込みから賃貸借契約までの一連の流れを電子化することが可能です。「申込受付くん」と「電子契約くん」は、ハウスコムの全国直営186店舗(※3)で運用を開始し、上述の法改正に準じて、賃貸借契約の完全電子化を目指していきます。

ハウスコムは今後も「住まいを通して人を幸せにする世界を創る」というミッションに基づき、お部屋さがしをするお客様にとって、より良いサービスの提供を目指してまいります。

また、イタンジは、デジタル社会に対応した不動産業界の発展に向け、賃貸不動産事業者の業務効率化推進を支援し、入居者にとって安心で利便性の高いサービスを提供してまいります。

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